横尾忠則の子供の現在と兄弟や両親はどんな人?作品の価格は一枚どれくらい?

横尾忠則さんと言えば、現在も積極的に活動されてる有名な画家さんです!

元はグラフィックデザイナーで名を馳せていましたが、1980年にピカソの絵に衝撃を受けてからは「画家」となりました。

絵は横尾忠則さん独特のタッチで、不思議な空想世界を表現されていて根強いファンを獲得しています!

そんな横尾忠則さんの親兄弟や、家族はどんな感じなのでしょう?

また、作品の価格はどれくらいするのでしょうか?

ちょっと気になったので調べてみました!

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横尾忠則ってどんな人?

プロフィール

生年月日 1936年6月27日
出身地  兵庫県西脇市
学歴   兵庫県立西脇高等学校卒

主な受賞歴

1958年 第8回宣美展で奨励賞を受賞
1962年 大和証券DMのイラストでADC賞銀賞受賞
1965年 第6回パリ青年ビエンナーレ展(パリ)版画部門でグランプリ受賞
1963年 東京ADC賞銅賞を受賞
1987年 兵庫県文化賞を受賞
1995年 毎日芸術賞受賞
2001年 紫綬褒章受章
2011年 旭日小綬章受章
2012年 2011年度朝日賞受賞
2013年 西脇市名誉市民称号受章
2015年 高松宮殿下記念世界文化賞絵画部門受賞
2016年 『言葉を離れる』で第32回講談社エッセイ賞受賞

その他受賞歴多数

横尾忠則の両親や兄弟は?

横尾忠則さんは、元々「成瀬家」に生まれましたが、2歳の頃に「横尾家」に養子に出されました。

また、養子に出された理由は分かりませんが、後に養父の弟が本当の父親だと知りました。

そして、横尾忠則さんの兄弟は全員で4人いたと言う事ですので、恐らく子供のいなかった兄夫婦に一人譲った形の養子だったのではないでしょうか。

養父母は養子に出された時点で、すでに50代だったそうです。

そして、養父の横尾誠起さんの仕事は、自転車で反物を料亭などに売り歩く呉服商で生計を立てていましたが、あまり裕福ではありませんでした。

養母の横尾輝恵さんは、養父よりさらに4歳年上だったそうです。

また、横尾忠則さんは学生時代から絵が公募展で入賞するなどの才能を発揮していて、高校の美術の先生に勧められて武蔵野美術学校を受験する予定でした。

しかし、東京に行って受験する前夜にこの美術の先生に寝ている所を起こされ、今すぐ故郷へ帰るように言われます。

理由は、故郷の両親はこの時すでに65歳を超えて無職でした。

なので、とても高額な学費などを工面できる状態では無く、そう言った現状を知った先生は帰るように説得したそうです。

実際、横尾忠則さん自身もその辺の事は甘く考えていたようで素直にその指示に従って受験を諦めて帰りました。

そのような理由で結局、横尾忠則さんはアカデミックな美術教育を一度も受ける事なく、その後画家となりました。

そんな、横尾忠則さんの生い立ちやどのようにして成功されたのかは「別冊太陽」に詳しく書かれていますので、さらに詳しく知りたい方は一度見てみて下さい!


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そして、横尾忠則さんの兄弟のうち、弟の成瀬政博さんも現在イラストレーターや画家としても活躍されています。

成瀬政博さんは1947年生まれなので、横尾忠則さんより10歳年下です。

仕事としては、主に週刊新潮の表紙などを担当していました。

他の兄弟はどうされているのかは、探してみましたがどこにも情報は出ていないので分かりませんでした。

成瀬政博さんと、横尾忠則さんの関係が現在どうなのかもよく分かっていません。

実の兄弟とはいえ、一緒の家庭で育ってきた訳では無いので、関係的には微妙な距離があるのではないかと思われます。

それに成瀬政博さんは現在、長野県在住で過去にも横尾忠則さんと一緒に展覧会をやったとかの記録もないので、そんなに接点は無いのかも知れません。

ちなみに、長野県安曇野には「musum cafe BANANA MOON」と言う、成瀬政博さんの個人美術館があるそうです。

横尾忠則の子供の現在は?

横尾忠則さんは結婚がかなり早く、1957年20歳の時に神戸新聞会館で働いていた1歳年上の谷泰江さんと結婚しています。

忙しくて時間が取れなかったのか、新婚旅行は住まいから30分で行ける有馬温泉だったそうです。

そして、横尾忠則さんには2人の子供がいます。

一人目は長男の横尾英さん。

恐らく1962年生まれです。

長男の横尾英さんは現在、有限会社アートプラネット・Yと言う、主に横尾忠則さんのアートグッズなどを販売する会社の代表となっています。

そして、息子の横尾英さんから見た父親の横尾忠則さんは、ほとんど家にいない人だったらしく、子供の頃にあまり接した記憶がないそうです。

なので、家族は母親と妹と事務の女性だけと思えるような家庭環境でした。

また、横尾忠則さんが家にいる時も、どう接していいのか分からずかなり近寄りがたい存在だったようですね。

横尾忠則さん自身も、息子は自分の分身みたいなモノなので、接し方が難しかったとコメントしています。

しかし、決して親子仲が悪い訳では無く、息子に自分のアートグッズの販売を任せている事をみると、親子仲はかなり良いのではないでしょうか。

そして、横尾英さんが結婚しているかどうかですが、2003年41歳の時点では独身との記述がありましたが、その後結婚したかどうかの情報が出ていません。

ただ、結婚して子供がいれば横尾忠則さんにとっては「孫」になる訳ですから、恐らくそんな出来事があれば作品にしていると思うのですが、「孫」をテーマにした作品は無いと思います。

なので、ひょっとすると現在も独身の可能性もありますが、また新たに情報が出てきたら追記していきます。

横尾忠則の長女は画家?

長女の横尾美美さんは、1964年生まれで横尾忠則さんと同じくアーティストの道へと進んでいます。

また、横尾美美さんは子供の頃から絵を描いていた訳では無く、大人になってから絵を描き始めました。

とりわけ画家になるつもりは無かったそうですが、何かをやろうとした時に家には絵の具がたくさんあったので、キッカケの一つとして始めたようです。

しかし、父親が有名なデザイナーであり画家なので、やはり絵を描くと父親と比べられる事が多いのか「父親の影響は?」と言う質問が一番困ると言っています。

そして、プロフィールを見ると1994年から個展を開いているので、絵はその前の20代後半くらいから描き始めたのではないでしょうか。

ちなみに、横尾美美さんも父親と同じようにアカデミックな絵の教育は受けて無くて、独学で絵を学んでいます。

作風は、主に具体的に対象を描く画風で、その時の感覚で描くテーマを決めて描いているようです。

現在どこかの所属アーティストと言う訳では無く、フリーで活動して個展は東京以外にも、大阪や京都、静岡などでも定期的に行われていています。

そして、現在までに2冊の画集も出しています。


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画集を2冊も出すくらいですから、相当な数の絵は制作していると思います。

最近は主に花や果物といったモチーフを好んで描いているようです。

そして、絵的には主に横尾忠則さんのような空想的な要素が全面には無いので、父親の絵には似てはいません。

しかし、色使いやタッチなどは多少の影響は見られますね。

ただ、それは他の作家にも言える事で、やはり横尾忠則さん独特の作風に影響を受けてる人は、国内外にかなりいるのではないでしょうか。

また、メディアには親子揃って出演したりしていて、やはり横尾忠則さんも同じ道を進んだ娘は気になるようですね。

そして、横尾美美さんが結婚しているかどうかですが、こちらも何の情報も出て来ませんので、詳しい事は分かりませんでした。

とにかく、今後も個展などで精力的な画家活動を続けて行くと思われますので、横尾美美さんの活動にも注目です!

横尾忠則の絵の価格は一枚どれくらい?

有名な画家さんで気になる所は、その絵の価値が一体どれくらいあるのかです。

現在、横尾忠則さんの絵はどれくらいの価値があるのでしょう?

これだけ有名な画家なので、一枚数千万円は軽く超えてると思って調べてみると、意外とそこまで高くはありませんでした。

2016年にオークションに出された価格を見ると、

「CAR-leidoscope」と言う、車にペインティングした作品が310万円で落札されています。

画像を見たい方はこちら

そして、「交感神経と副交感神経の結婚」162.0×130.3cmという絵が が800万円での落札でした。

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この金額を見れば、現存作家としては十分高いほうかも知れません。

しかし、草間彌生さんや奈良美智さんはもっと小さいサイズの作品でこれくらいの金額で取引されてるので、評価としては少し低いのではないかと思います。

ただ、描いた作品の重要度でも金額が変わると思うので、高いものでは数千万円するような作品もあるかも知れません。

とにかく、通常の画家ではこんな金額は到底つかないので、横尾忠則さんは間違いなくトップアーティストの一人です。

そんな横尾忠則さんが今までに制作された版画が全て網羅されてる作品集が、「横尾忠則全版画 HANGA JUNGLE」です。

この版画集は、1960年代最初期から最新作まで全260点が収録されていて、まさに横尾芸術の集大成的な作品集となっています。

また、初期から現在まで多種多様な技法や発想で、実に様々な傑作を生み出した横尾忠則さんの全ての版画が網羅されていて価格は3,000円台と安く、非常にお得感満載な画集でもあります!

横尾忠則ファンはもちろん、最近、横尾忠則さんを知った方も、この一冊を持っていれば一生ものとなるので、是非見てみて下さい!


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終わりに

横尾忠則さんは、今や伝説のアーティストと化しつつあります。

もちろん、まだまだ現役で活動されてますが、生きてきた歴史全てが国内外の美術シーンに関連しているので、横尾忠則さん自身が美術の歴史とも言えます。

そんな80歳を超えた横尾忠則さんが、これから新たにどんな活動をして伝説を積み上げて行くのか非常に楽しみです!

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