野球の花形と言えば、やはりピッチャーではないでしょうか?
中でも、豪速球で三振を奪うピッチャーは、羨望のまなざしで見られるくらいヒーローです!
現在、最高峰のメジャーリーグで世界最速の球を投げるピッチャーが、アロルディス・チャップマン投手です!
チャップマン投手は一体どのようにして、これほどの投手となったのでしょう?
また、結婚や彼女などはいるのでしょうか?
ちょっと気になったので調べてみました!
目次
チャップマンってどんな人?
アロルディス・チャップマン
プロフィール
生年月日 1988年2月28日
出身地 キューバ・オルギン
身長 193cm
利き腕 左
略歴
2005年 キューバのチーム「サブエソス・デ・オルギン」と契約
2006年 リーグ最多奪三振のタイトル獲得
2007年 第37回IBAFワールドカップのキューバ代表に選出
2009年 ワールド・ベースボール・クラシックのキューバ代表に選出
2010年 アマチュア・フリーエージェントとしてシンシナティ・レッズと契約
2010年 サンディエゴ・パドレス戦で史上最速となる約169.1kmを記録
2015年 ヤンキースに移籍 史上最速となる通算500奪三振を達成
2016年 シカゴ・カブスへ移籍する
2017年 ニューヨーク・ヤンキースに5年8600万ドルで移籍
チャップマンの凄さとは?
チャップマン投手の凄い所は、やはりその驚くべき速球です!
今まで投げた平均球速が約159km~161kmと言われていて、平均で160kmの速球を投げれる投手は現在ではチャップマン投手だけでしょう。
単発での160km越え投手は、日本のプロ野球界でもけっこういます。
日本プロ野球速球ランキング
(日本ハム)大谷翔平 165km
(巨人) クルーン 162km
(ヤクルト)由規 161km
(ヤクルト)林昌勇 160km
(巨人) マシソン 160km
(阪神) 藤波新太郎 160km
しかし、アベレージで160kmを出せる人はさすがにいません!
その平均で160kmを投げるチャップマン投手が出した最高記録が、メジャー昇格間もない2010年、9月24日のサンディエゴ・パドレス戦で出した169.1kmです!
この時、チャップマン投手は22歳。
メジャーに昇格して一ヶ月くらいの試合なので、「いいとこ見せないと!」と気合いも入っていたのかも知れません。
さらに、翌年2011年のパイレーツ戦では、球場の表示で106mph(約171km)をマーク!
しかし、テレビ中継の表示では105mph(約169km)だった為、公式には認定されませんでした。
この時バッターボックスに立っていた、トニー・グウィン・ジュニア選手は、人類史上最速の球を「目の前を通り過ぎるまで見えなかった」とコメントしています!
その後もチャップマン投手は、165km越えを連発するものの、現在までに169kmを超える投球はしていません。
今後、170km超えはあるか?
投手のしての寿命はまだまだあると思います。
しかし、速球投手としては2018年で30歳なので、今がちょうどピークではないでしょうか。
22、3歳で169kmを出して以来、170kmが出ていないとすれば、今の身体能力と投球フォームでは169kmが限界なのかも知れません。
今後、間違いなく体は老いていきますので、これ以上の球速を出すには早いうちにもっと速度が出るようなフォームを研究するか、今以上の筋力をつける以外に無いと思います。
そんなチャップマン投手はどのようにして、野球を始めたのでしょう?
チャップマンと野球の出会い
チャップマン投手は、幼い頃からその辺にあった石をよく投げていました。
「人に当たったら危ない」と母親に怒られてからは、鳥に向かって投げるようになったそうです。
そうやって幼い頃から「投げる」行為をして、無意識に肩が鍛えられたのかも知れませんね。
意外な経歴とは?
そして、驚くことに最初は野球とボクシングを並行してやっていて、ボクシングでもかなり有能な選手でした。
野球とボクシングのコーチが、どっちの道へ行かせるべきかいつも言い争う程、チャップマン投手の身体能力は高かったみたいです。
やはり肩が強いので、パンチも強力なものが打てたのでしょう。
ボクシングを選んでいたら、ヘビー級でチャンピオンになってたかも知れないですね!
そして、14歳までボクシングをやっていましたが、それからは野球に専念するようになり、最初はファーストの選手として活躍していました。
ある時、「肩がいいから一回投げてみろ」と言われて、初めて投げた投球が145kmくらい出たのをきっかけに投手に変更。
そこから、現在まで投手として活躍しています!
変わった練習法
そして、チャップマン投手のキューバ時代のトレーニングが少し変わっています。
キューバでは普通の重さの球と、2倍以上の重さの球を交互に投げて練習するそうです。
そうする事で、重い球を投げたあとに軽い普通の球を投げると、ずいぶん軽く投げれるので、力を抜いた投球が可能になりスピードが出るようになります。
キューバ時代にこの練習方法で、かなり肩を鍛えられたとチャップマン投手は語っています。
もともとの身体能力プラス、この特殊な練習法があったからこそ、世界最速のピッチャーが生まれた訳ですね!
チャップマンの結婚や彼女は?
チャップマン投手は、2009年にヨーロッパの小国アンドラに亡命します。
そして、翌年アメリカに渡り、シンシナティ・レッズと6年契約で総額3025万ドル(約33億円)を手にして、見事アメリカンドリームを叶えました!
しかし、私生活では2016年に彼女であるクリスティーナ・バルネアさんと口論の末、突き飛ばして首を絞め、おまけに壁に向かって拳銃を8発発砲した容疑で30試合出場停止処分を受けています。
ただ、チャップマン投手は拳銃の発砲は認めているものの、彼女への暴力は否定していて、それは認められて起訴はされていません。
この件以来、チャップマン選手に交際の情報は出ていないので、現在は彼女はいないと思われます。
なので、結婚もしていません。
しかし、何があったのかは分かりませんが、いくら壁とは言え拳銃で8発も発砲とは、なかなかの気性の荒さだと思います・・・。
せっかく亡命までして手に入れたアメリカンドリームを、一瞬の怒りで全て台無しにしてしまうのは勿体ないです。
世界中のファンの為にも、今後はチャップマン投手を怒らせないパートナーが出来る事を祈るしだいです・・・。
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終わりに
世界最速ピッチャーであるチャップマン投手ですが、2011年以来それ以上の球速が出ていない事をみると、170キロはかなり難しいのかも知れません。
無理をすると肩を壊す可能性もあるので、よほど調子が良く無い限りは無茶な投げ方はできないのでしょう。
しかし、現役でやってる内はチャンスがあると思うので、今後もチャップマン投手には注目です!