スケボーの神!天才ロドニー・ミューレンの凄さと名言とは?

スケボーって好き嫌いがはっきり分かれるスポーツだと思います。

好きな人はすぐハマるし、嫌いな人は全く見向きもしないんじゃないでしょうか。

そんなスケボーにもプロの世界があります。

ロドニー・ミューレンは、そのプロのスケボー界で、数々の伝説を残して神様・天才と言われるすごい人です!

そのロドニー・ミューレンが、どうやって今の地位を築いてきたのか?

出来るだけ解りやすく紹介したいと思います!

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ロドニー・ミューレンってどんな人?

ロドニー・ミューレン

プロフィール

生年月日  1966年8月17日
出身地   アメリカ・フロリダ州
学歴    フロリダ大学卒

ロドニー・ミューレンの画像はこちら

略歴

1977年  11歳でプロスケーターになる
1981年  14歳で当時のスケボー世界チャンピオンを破る
1982年  この年から1989年までの間に、35大会中34勝を挙げる
1990年  ストリートへ転向し、次々と難易度の高いトリックを開発
1993年  自らのチームA-teamを立ち上げる

2002年  The Reader’s Choice Awardを受賞
2003年  自伝「ザ・マット」を書きあげる
2007年  Almostに所属して現役を続ける

ロドニー・ミューレンのすごい所は?

ロドニー・ミューレンの凄いところは、何といっても開発したトリック(技)が圧倒的に多い所です。

1979年の「540ショウビット」を始めとして、1980年代~1990年代にかけて、代表的なトリックだけでも20個以上開発しています。

特に難易度が高くて有名なのが、「ダークサイドスライド」と呼ばれるトリックです。

これは、スケボーデッキをひっくり返して、本来は足を置く面をカーブやレールに当ててスライドし、また元の状態にひっくり返し直して着地すると言う、目を疑う程の技です!

こんなテクニカルなトリックをいくつも開発して、1980年代のフリースタイルの試合では35戦中34勝と言う、まさに無敵の強さを発揮します!

しかし、その後「フリースタイル」と言うジャンルが衰退すると、活躍の場をストリートへと移し、そこでも新たな技を開発してトップケケーターの仲間入りを果たします。

そして、ロドニー・ミューレンのストリートでの名を一躍有名にしたのが、1997年からの「Rodney Mullen vs. Daewon Song」シリーズのビデオです。

ここには、ロドニー・ミューレンがこれまで開発してきたトリックの集大成とも言える内容が詰まっていて、今でも絶大な人気を誇っています!

そんなロドニー・ミューレンは一体どんな風にして、スケボーを始めたのでしょう?

ロドニー・ミューレンとスケボーの出会いとは?

ロドニー・ミューレンがスケボーと出会ったのは1977年で、10歳の頃でした。

それまでに野球などの、ふつうの子がやる遊びはたいていやり尽くしたものの、なにか物足りなさを感じていました。

そんな時に、雑誌に載っていたスケボーの写真を見て、すぐに「これだ!」と思い立って始めたのが始まりです。

と言っても、すぐにスケボーが出来たわけでは無く、厳格な父親から反対されて「1度でも怪我をしたら止める」という約束で、ようやく最初のスケートボードを与えられました。

スケボーの良い所は、とにかくコーチなどがいなくて自由に好き勝手にやれる所が気に入っていたと言っています。

そうやって始めたスケボーは、すぐにコツをつかんで、始めて1年も経たないうちに、ローカルのフリースタイルスケート大会で3位に入賞しています。

そのスケーティングを見た「ウォーカースケートボード」がスポンサーを申し出て、わずか11歳でプロのスケーターとなります。

その後、フロリダ州内の農場地帯への引越しをきっかけに、自宅のガレージなどで徹底的にテクニックを磨いた結果、当時のフリースタイル世界チャンピオンだった「スティーブ・ロッコ」を14歳と言う年齢で破ります!

ここまで来れば、本当にもう天才ですね!

そして、そんな活躍に目がとまったスケボーのドリームチームと言われた「ボーンズ・ブリゲイド」のメンバーに迎えられることとなりました。

そこでフリースタイルが衰退するまでの約8年間、35戦中34勝と言う記録を打ち立て、そこからロドニー・ミューレン伝説が始まります!

そして、その伝説の天才スケボー集団「ボーンズ・ブリゲード」のメンバーのインタビューを記録したDVDが2013年に発売され、それがすごいと評判となっています!

過去の貴重なアーカイヴ映像を織り交ぜたこのDVDは、スケボーがどのように発展して来たかが分かり、特典映像ではスケートビデオの金字塔! 「アニマル・チン」が収録されていておすすめですよ!

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また、ロドニー・ミューレンの半生について詳しく書かれた本が「ザ・マット」と言う自伝本です!

この本には、ロドニー・ミューレンがどのようにしてスケボーで成功して行ったのかが克明に書かれているので、ロドニー・ミューレン好きは必見の本ですよ!

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ロドニー・ミューレンの名言から学べる事

ロドニー・ミューレンはただトリックを開発しただけで無く、スケートボードの形状やサイズ、材質の改良にも多大な貢献をしました。

今ある使いやすいスケートボードは、全てでは無いにしろ、ロドニー・ミューレンが改良していった功績の賜物ではないでしょうか。

そして、ロドニー・ミューレンの言葉で「スケボーは人気や大会で勝つ事が重要では無く、新しい物を創る事こそに価値がある」といった名言があります。

その言葉は、ロドニー・ミューレン自身が体験した競争心や、誰が誰より優れているという価値観に捕らわれると、全く楽しめないと言う経験からきた言葉です。

競争心を無くして、自由な気持ちで楽しみながら新しいトリックを創る。

それを周りに広める事により、それがまた誰かの手によって進化していく事は、スケボーの将来的な発展につながるとも語っています。

大事なのは、人気や優勝回数では無く、ただただ新しい物を創るクリエイティブさが重要なんだと言っています。

それは、今のロドニー・ミューレンの存在自体を言い表してる事だと思います。

これまでにロドニー・ミューレンが作ったトリックは、今の若い才能あふれる人達の定番として伝えられていますし、そのトリックをさらに進化させてる物も数多くあります。

恐らくずっと後になっても、この技の原型を作ったロドニー・ミューレンの名は語り継がれるでしょうし、それは一瞬の名声なんかよりもずっと価値のあるものです。

何かに打ち込む時、勝ち負けの競争心よりも、楽しみながらやると言う考え方は色んな世界にも通ずる事であり、学ぶ価値のある事だと思います。

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