日本を代表する影絵作家と言えば、藤城清治さんです!
藤城清治さんは、1946年より影絵に取り組み始め、独自の手法で数々の傑作を生み出してきました。
1948年からは雑誌「暮しの手帖」で影絵の連載を始め、1996年までの48年間愛読者の身近な絵として親しまれ、その人気を決定づけています。
そんな藤城清治さんの嫁や子供はどんな人なのでしょう?
また、その作品の価格は現在どれくらいの価値があるのでしょうか?
今回は、そんな影絵作家の藤城清治さんについて紹介したいと思います!
目次
藤城清治ってどんな人?
プロフィール
生年月日 1924年4月17日
出身 東京都
学歴 慶應義塾大学経済学部卒業
略歴
1936年 12歳で仙波均平に水彩画、エッチング、油絵の指導を受ける。
1946年 小澤愛圀(よしくに)により、人形劇・影絵を知る。
1946年 人形劇と影絵の劇場「ジュヌ・パントル」を結成。
1948年 雑誌「暮しの手帖」にて、影絵連載開始。
1950年 初の影絵絵本『ぶどう酒びんのふしぎな旅』出版
1974年 「暮しの手帖」にカラー影絵の連載開始。1996年まで継続
1982年 影絵劇『銀河鉄道の夜』が第37回文化庁芸術祭で優秀賞受賞
1989年 紫綬褒章受章
1995年 勲四等旭日小綬章受章
1999年 日本児童文芸家協会より児童文化特別功労賞受賞
2008年 画業60周年記念として、影絵・ぬいぐるみ人形劇等映像作品のDVD発売
2011年 太田光(爆笑問題)原作の絵本「マボロシの鳥」を制作
2013年 栃木県那須町に「藤城清治美術館」が開館
幼少期の藤城清治さんは、ほとんどしゃべらない無口な性格で、得意の絵で自分の言いたい事を説明するような子供でした。
12歳になると、猪熊弦一郎のアトリエなどに出入りして、モダニズム絵画に影響を受けながら作品を作ったりしています。
初期の頃は、比較的写実的な絵を描いていて、主に東京近郊の畑などを細かく描くのが好きだったようです。
しかし、戦後に大学に復学すると、絵の具やキャンバスが手に入りにくかったせいもあり、影絵ならロウソク1本でも何か表現出来ると思い、取り組み始めたのが始まりでした。
そこから、持ち前の器用さでどんどん独自の表現を広げて、雑誌「暮しの手帖」の影絵連載を始め、人形劇などでも高い評価を受けるまでになりました。
そして、現在は栃木県那須町に個人美術館「藤城清治美術館」が開館するなど、日本の影絵の第一人者として広く知られています!
藤城清治に子供や孫はいる?
藤城清治さんは、1950年に滝山千代さんと結婚して1女を儲けているとプロフィールに書かれています。
奥さんの滝山千代さんは藤城清治さんと同じ年なので、恐らく学校の同級生ではないかと思われます。
そして、色々調べてみましたが、滝山千代さんについては何の情報も出てこないので、恐らく作家活動などはしていない一般の方だと思います。
また、残念な事に奥さんの滝山千代さんは2006年に82歳で亡くなられています。
その滝山千代さんと藤城清治さんの間に生まれた娘が、現在「藤城清治美術館」の館長をやっている藤城亜季さんです。
藤城亜季さんは、「藤城清治美術館」の館長以外にも藤城清治さんの制作のサポートを行ったり、美術館などでの作品解説なども行っています。
娘の藤城亜季さんが結婚しているかどうかは、色々調べても何も出てこないので恐らく独身ではないかと思います。
開設しているブログにも、家族や子供についての書き込みは一切無いので、現在は藤城清治さんと2人で暮らしているのではないでしょうか。
なので、藤城清治さんに孫はいないと思われます。
ただ、藤城亜季さんが開設しているブログの2016年6月の記事に、かなり不可解な内容が書いてありました。
現在 も父と母の日常の介護の中、亜季の頸動脈に異変が。
血管が他の人よりも細く、詰まってしまった為、緊急手術そのまま緊急入院に。中略
しかし、今も首回りのリハビリをおこなっている最中で、まだまだ三人とも油断はできない状況です。
出典 光の散歩 清治 亜季 影のおしゃべり
確か藤城清治さんの妻である千代さんは、2006年に亡くなられたはずですが、2016年のブログに「父と母の介護」と書かれていました。
ただ、他の記事を見ても7月の投稿になぜか4月の誕生日を祝う内容があったりと、かなり時系列がめちゃくちゃなブログなので何が本当かはよく分かりません(^_^;)
藤城清治さんのプロフィールに書いてある通り、1950年に生また娘が藤城亜季さんだとすると、2017年では67歳と言う事になります。
外見や格好などを見ると、とても67歳には見えない程若々しいですが、ブログなどはあまり使い慣れていないのかも知れません。
藤城清治の原画の価格はどれくらい?
現在、藤城清治さんの画集やポストカード、複製画などは多数出回っています。
そして、画集では2012年に発売された「光と影の世界」が大型本なのに価格も手頃で、作品も主要な所は抑えられているので一番おすすめです!
ただ、画集に関して言えば2008年に出された「光あれ、影あれ」という、2冊組の創作活動65周年記念作品集が最高峰です。
記念作品集と言うだけに作りも豪華で、内容的にも両面を使った大きくキレイな絵はもちろん、貴重なエッセイなども綴られていて非常に興味深い作品集となっています。
しかし、希少な画集なので価格は高額ですが、今後はめちゃくちゃ価値が出て今の数倍になる可能性が高いだけに、あるうちに手に入れておいて損は無い作品集です!
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また、複製の版画作品は、安くてもだいたい10万円前後から高いのは7、80万円の価格で販売されているようです。
そして。有名画家の場合は、ほとんど版画作品が主に売られていて原画などはまず市場に出てきません。
出て来るとしたら、美術品専門のオークションなどでたまに出てくる程度でしょう。
藤城清治さんの原画作品の情報が無いか色々調べましたが、全く出てきませんでした。
ただ、昔人気だったヒロ・ヤマガタの版画作品展に行った時、たまたま原画も展示していて、販売員に価格を聞くと「億はする」との回答がありました。
また、最近では同じく一世を風靡したクリスチャン・ラッセンの作品展がありましたが、そこでは原画の価格が2700万円とつけられていたそうです。
なので、藤城清治さんの原画作品も恐らくそれらと同等の価値があると思われます。
高いものですと、複製の版画作品で100万円近いのですから原画だと数千万円~億近い値がついていても不思議ではありません。
今の所、原画作品の価格について詳しい情報は出ていませんが、また何か情報が出てきたら追記していきたいと思います!
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終わりに
現在、90歳を超えても精力的な活動をされてる藤城清治さん。
その作品は作る度に新しいチャレンジ精神に溢れていて、素晴らしいの一言に尽きます!
独自の作風は唯一無二のモノで、見る人をいつでも夢の世界へ連れて行ってくれる貴重な作家だと思います。
想像力豊かな作品を、100歳を超えても作り続けて欲しいと願います!