天才バイオリニスト五嶋みどりの凄すぎる経歴と結婚や出産は？

バイオリンをやってる人なら当たり前のように知ってる、五嶋みどりさん。

弟の五嶋龍さんも世界的に活躍していて、有名なバイオリニストですね。

五嶋みどりさんは、幼い頃から外国で活躍されて天才少女の名を欲しいままにしていたすごい人です！

国内はもちろん、世界的に見ても間違いなくトップクラスのバイオリニストでしょう！

そんな五嶋みどりさんは、ここまで来るのにどんな道を歩んできたのでしょう？

凄すぎる経歴や、最近の私生活の噂などについて紹介したいと思います！

五嶋みどりってどんな人？

プロフィール

生年月日　1971年10月25日
出身地　　大阪府・枚方市
学歴　　　ジュリアード音楽院プレカレッジ中退

略歴
1974年　3歳からバイオリンを始める
1982年　ジュリアード音楽院でヴァイオリンを学ぶ
1982年　この年の12月、11歳でアメリカでデビューする

1986年　「タングルウッドの奇跡」を起こし、アメリカの小学校の教科書に掲載される
1988年　芸術選奨新人賞を史上最年少で受賞
2001年　ニューヨーク大学で心理学の修士号を取得
2002年　日本人として初めて国連ピース・メッセンジャーに就任する
2004年　南カリフォルニア大学ソーントン音楽学校で、記念教授に就任
2007年　同大学で弦楽学部主任教授を務める
2014年　参加したアルバムがグラミー賞の一つを受賞する

その他受賞歴多数

五嶋みどりのすごい所とは？

五嶋みどりさんは、とにかく早熟の天才と言う言葉がぴったりの人です。

わずか11歳で、ニューヨーク・フィルハーモニックでデビューしていますし、その後も数々の有名楽団と共演しています。

特に五嶋みどりさんの名前を有名にした出来事が、1986年の「タングルウッドの奇跡」と呼ばれる、タングルウッド音楽祭で起きた出来事です。

タングルウッドの奇跡

アメリカの世界的に有名な指揮者である、レナード・バーンスタイン指揮の元、五嶋みどりさんは演奏中に使用ヴァイオリンのE線が2度も切れるという、アクシデントに見舞われました。

このトラブルによって、すぐに違うバイオリンに持ち替えて演奏を続けるも、再びE線が切れてしまいます。

普通こんなトラブルに見舞われたら、大人でも集中力が切れて演奏など続けてられない所ですが、当時14歳の五嶋みどりさんは、冷静にまた新たなバイオリンに持ち変えて演奏を完遂させました。

この見事な対処に、指揮者のバーンスタインさんも彼女の前にかしずき、驚嘆と尊敬の意を表したそうです。

そして、この事が翌日のニューヨーク・タイムズ紙に「14歳の少女、タングルウッドをヴァイオリン3挺で征服」と言う見出しで、一面トップで掲載され世間の注目浴びます。

さらに、その後「タングルウッドの奇跡」として、アメリカの小学校の教科書にも掲載されました。

この事で、バイオリニスト五嶋みどりの名は一気にアメリカで有名になりました。

その後は、指揮者ではバーンスタイン、アバド、メータ、小澤、ラトル、ヤンソンス、エッシェンバッハや、器楽奏者ではスターン、ズッカーマン、ヨーヨー・マなど署名なアーティストと数多く共演し、世界のトップバイオリニストとして活躍されています。

そんな五嶋みどりさんは、どのような経緯でバイオリンを始めたのでしょう？

五嶋みどりとバイオリンの出会いとは？

五嶋みどりさんとバイオリンの出会いは、バイオリニストであった母親の五嶋節さんに、3歳半から本格的に英才教育を受けたのが始まりでした。

最初はピアノをやらせたものの、3か月で挫折。

祖母から誕生日プレゼントとして貰った、子供用のバイオリンをきっかけとして母親の五嶋節さんによる本格的なレッスンが始まります。

五嶋節さんについての詳しい記事はこちらにまとめています。

五嶋みどりと五嶋龍の母親　五嶋節の波乱の人生とは？夫との関係は？

本人の能力もあると思いますが、やはり親がプロで個人的に英才教育を施すとすごいのか、6歳の時には地元大阪のステージで、強烈な技巧が随所に盛り込まれた作品である「カプリース」を演奏しています。

そして、8歳の時に演奏した録音テープをジュリアード音楽院に送ると、すぐさま入学オーディションに招かれ、1982年に母親に連れられて渡米し、ジュリアード音楽院において高名なディレイ教授の下でバイオリンを学びます。

ジュリアード音楽院は昔から有名ですが、現在でも「ＱＳ世界大学ランキング」の「舞台芸術分野」で１位となるすごい学校です。

五嶋みどりさんはそんなジュリアード音楽院に、入学当初から注目されていて、わずか11歳でアメリカ5大オーケストラであるニューヨーク・フィルハーモニックでデビューしています。

よほどの実力が無ければ、ジュリアード音楽院にも入れませんが、さらに入学直後から一流のオーケストラと共演するなんて、天才としか言いようがありません。

このようにして、五嶋みどりさんは幼い頃から才能を発揮して、現在では世界最高峰のバイオリニストとして活躍されています！

五嶋みどりの私生活は？

こうやって見ると、幼い頃から全てが順調に見える五嶋みどりさんですが、20代前半にはうつ病と拒食症を発症し、緊急入院する事になります。

五嶋みどりさんは22歳の時に、突然心身に異常をきたして、もう訳が分からないと言う状態になり、バイオリンも取り上げられ治療にに専念する事になります。

幸い治療の甲斐あって、症状は徐々に回復していき、その頃にバイオリン以外の世界と初めて触れ合う機会を得ます。

クラシックを知らない友人を作ったり、プロではないアマチュア劇団と共演したり、さらには障がいのある子供たちとも共演すると言う経験をします。

そう言った経験からか、1992年には「みどり教育財団」と言う特定非営利活動法人をアメリカで設立しています。

現在は「ミュージック・シェアリング」として新たに日本法人を発足して、世界各地の発展途上国などに、若手演奏家たちと共に無料のコンサートを開催するなど、音楽を通して世界に貢献されてます。

また、2007年には日本人として初めて国連ピース・メッセンジャーに就任して、世界中の生活改善に向けた取り組みにも協力されてます。

異父弟の五嶋龍との関係は？

そして、五嶋みどりさんには17歳年の離れた父親違いの弟、五嶋龍さんがいます。

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彼も有名なバイオリニストとなり、現在、日本の長寿番組とされる「題名のない音楽会」で司会をされています。

そんな異父弟との関係はどんな物なのでしょう？
有名バイオリニストどうし、共演した実績とかはあるのでしょうか？

弟の龍さんが、姉のみどりさんについて語ったインタビューがあります。

「本当に素晴らしい音楽家であると同時に、人間の極限までの可能性に常にチャレンジし続ける、僕の姉です。音楽の方面では、姉の確立した「みどり独特の感性」を分析するようになりました。それは僕が姉を理解したいと、どこかで思っているからでしょう。そうするうちに、他のアーティストとの違いや自分との違いもわかってくる。結果的には音楽を学ぶ上で役に立っていると思います。姉の存在なしには、このようなきっかけはあり得なかったでしょう。彼女が行っている社会活動も同じで、身近でその姿勢を見られることはとてもラッキーなこと。影響されたのか、僕も一生、自分の出来る範囲で進んで社会活動をするのが当然だと思っています。」
引用　http://bridgeusa.com

このように、弟の龍さんは姉のみどりさんをかなり尊敬しているようですね！

五嶋みどりさんが弟の龍さんについて語ったインタビューは、残念ながらありませんでした。

弟の龍さんが生まれた頃には、みどりさんはすでにアメリカで有名なバイオリニストでしたので、とても共演できる状況では無かったのかも知れません。

しかし、17歳も年が離れていると、あまり弟という感覚も無いのかも知れませんね。