日本で有名なバイオリニストは?と聞かれて、真っ先に思いつくのは葉加瀬太郎さんではないでしょうか?
テレビなどの露出も多く、親しみやすいキャラクターでファンも多い方です。
葉加瀬さんは普通のバイオリニストとはちょっと違っていて、バイオリンをエンターテイメントの域に押し上げようとしているすごい人です!
そんな葉加瀬太郎さんは、一体どうやってここまで来たのでしょう?
また、2人の子供も音楽の才能があるのでしょうか?
ちょっと気になったので調べてみました!
目次
葉加瀬太郎ってどんな人
葉加瀬太郎(はかせ たろう)
出典:http://hats.jp/artist/?id=1
プロフィール
生年月日 1968年1月23日
出身地 大阪府 吹田市
身長 178cm
学歴 東京藝術大学音楽学部器楽学科ヴァイオリン専攻中途退学
略歴
1972年 4歳からバイオリンを始める
1978年 10歳で本格的にヴァイオリン教室に通い始め、技術を磨く
1987年 クライズラー&カンパニーを結成(1996年解散)
1990年 『愛のよろこび』でメジャーデビュー
1991年 二枚目のシングル『水族館』がCMに起用され注目を浴びる
1996年 セリーヌ・ディオンのワールドツアーに参加
2004年 中島美嘉の楽曲「朧月夜〜祈り」をプロデュース
2007年 ゆずとコラボで「春風 meets 葉加瀬太郎」発売
2010年 朝ドラ『てっぱん』のテーマ曲と劇中音楽を手がける
葉加瀬太郎のすごい所とは?
葉加瀬さんが一躍有名になったのは、1996年にセリーヌ・ディオンのワールドツアーに参加した事が一番の要因です。
それまでもバンドを組んで活動していましたが、ここまで全国的に知れ渡るほどではありませんでした。
セリーヌ・ディオンがちょうどタイタニックの主題歌で、一躍世界の歌姫へと駆け上がるその真っただ中でのツアー参加だったので、よけいにプラスアルファーとして世界的に名が知られるようになりました。
後に本人も、「セリーヌ・ディオンとの出会いが無ければ、今の僕はありません」と明言しています。
そんな人生の転機とも言える、セリーヌ・ディオンとどうやって共演する事になったのでしょう?
セリーヌ・ディオンとの共演のきっかけ
きっかけは、セリーヌ・ディオンのプロデューサーであるデビッド・フォスターでした。
彼が葉加瀬さんの当時組んでいたバンド「クライズラー&カンパニー」の映像を、どこかで見て気に入り、コンサートに招待しました。
そこでの招待ゲスト歌手として来ていたのが、セリーヌ・ディオンです。
葉加瀬さんとは同い年と言う事もあり、すぐに意気投合。
その年の12月にセリーヌさんが日本でコンサートをやった際、楽屋で「また何か一緒にやりましょう」と話したのがきっかけで、ドラマ「恋人よ」の主題歌に使われた『トゥ・ラヴ・ユー・モア』につながります。
この曲は130万枚の大ヒットとなり、後のセリーヌさんのワールドツアーに参加するきっかけとなりました。
その後は、着々と実績を積み、現在までに合計で20枚以上のアルバムを制作し、数多くのコンサートで聴衆を魅了し続けています!
葉加瀬太郎の音楽の魅力
葉加瀬さんが弾くバイオリンの魅力は、クラシックにこだわらないポップな感覚を取り入れ、音楽にさほど詳しくない人でも、楽しく聞ける手軽さが魅力なのだと思います。
バイオリンは、もともとクラシック音楽を奏でる為に作られた物かも知れませんが、だからと言って現代の音楽はクラシックだけでは無いので、時代に合ったバイオリン曲があってもいいと思います。
そういうクラシックにこだわらない音楽を聞かせてくれるのが、葉加瀬太郎さんの音楽の魅力です!
時にはダンスミュージックとコラボさせたり、色々新しい可能性を追求されてて、次は一体どんな事をしてくれるのかな?と楽しみになります。
真面目にバイオリンをやってる人から見れば、邪道と思うかも知れませんが、型にはまる音楽もあれば、はまらない音楽もあっていいのでは無いかな?と個人的には思います。
そんな葉加瀬さんは、どうやってバイオリンを始める事になったのでしょう?
葉加瀬太郎とバイオリンの出会い
葉加瀬さんは4歳からバイオリンを始めています。
きっかけは、何か音楽をやらせたいと思った葉加瀬さんの両親が、バイオリンなら場所をとらないし、価格も安い事から習い始めさせました。
葉加瀬さんの住んでいた所は団地だった為、ピアノは置けないしバイオリンなら邪魔にならずに出来ると言う理由だったようです。
そうやって、物心がつくまえからバイオリンを手にしていました。
最初は、世界的に有名な音楽指導法で知られる「スズキ・メソード」から習い始めました。
スズキ・メソードは、鈴木鎮一氏が戦前から始めた音楽指導法です。
指導の特徴として、赤ちゃんが耳から自然と言葉を覚えるように、音楽も主に「聴く」ことから育てるという独自のシステムをとっています。
なので、楽譜を読むと言った専門的な事はやらず、ただ「音楽の感覚を養う」のが主な目的のようです。
バイオリンの上達
葉加瀬さんはそこにずっと通ってましたが、小学4年生の時点で全てのカリキュラムを終えてしまって、次はどうしようと考えていました。
そんな時転機が訪れ、東京藝術大学で指導していた浦川宜也氏の公開レッスンを大阪で受けられる事になります。
最初はバイオリンのレッスンなど、楽しいと思った事は一度も無かったそうですが、この頃にはすっかり自分からバイオリンがうまくなりたいと願っていたそうです。
理由は、近所に同じくバイオリンを弾く好きな女の子(伸子ちゃん)がいて、その子に認められたいと言う思いで、必死にバイオリンの練習をしていたそうです。
やはり恋するパワーと言うのは絶大ですね!
あと、葉加瀬さんのお母さんも、一緒になって練習につきあってくれたり、励ましてくれたりした事も大きかったと語っています。
おまけにその頃、大人用のバイオリンが必要と言う事で、150万円ものバイオリンをローンで買ってくれたりと、家族ぐるみで葉加瀬さんをサポートしています。
そうやって、一日10時間以上も練習すると言うバイオリン三昧の生活を経て、公立の音楽高校から東京藝術大学音楽学部への入学へと繋がります。
しかし、ずっとバイオリンをやっていく中で、だんだん「クラシックのソリストになろう」と言う気持ちは無くなってしまいます。
変わりに「自分は孤独にやるより、人と一緒にエンターテインメント音楽を作るほうが向いている」と感じるようになり、バンドを結成します。
それが「クライズラー&カンパニー」と言うバンドで、後の活躍のきっかけともなるものです!
こうやって、葉加瀬太郎さんは世に知られる存在となっていきました!
葉加瀬太郎の子供もバイオリンの天才?
葉加瀬さんは1999年、タレントの髙田万由子さんと結婚しました。
高田万由子さんとの間には2人の子供がいて、現在はロンドンに住んでいます。
なので、動画でも英語はペラペラですね。
そして、長女の向日葵(ひまり)さんは16歳の高校生で、バイオリンは2歳から始めていて、今ではイタリアのジュニアコンクールで金賞に輝く程の腕前だそうです。
やはり有能な親が幼い頃から英才教育を施すと、子供もそのように育つのかも知れません。
しかし、驚いたことに葉加瀬さんはバイオリンを教えていないようです。
理由は、「娘をしかりたくない」からだそうで、代わりに奥さんの万由子さんがひまりさんのレッスンを見ているそうです。
そして、弟の万太郎くんは7歳年下の9歳です。
万太郎くんはバイオリンはやってないようですが、代わりに運動神経が抜群で学校対抗の陸上大会では代表に選ばれたり、フットサルチームのキャプテンを務めたりしています。
あと料理も好きなようで、子供ながらにマルチな才能を発揮しています!
実は父親の葉加瀬さんも料理好きなようで、バイオリニストでなければ料理人になりたかったと言う程、腕前は相当すごいようです。
万太郎くんは葉加瀬さんからそういう遺伝子を受け継いだのでしょうね!
今後どういう道へ進むのかは分かりませんが、向日葵さんも万太郎くんも確かに天才の遺伝子を引き継いでる事は間違いないようです!
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終わりに
日本人のバイオリニストは、圧倒的にクラシック専門の方が多いと思いますが、最近はちょくちょく葉加瀬太郎さんのように、他の音楽とコラボしてる方も見かけます。
日本ではそのパイオニア的な存在が、葉加瀬太郎さんです。
外国ではイケメンバイオリニストのデイビッド・ギャレットが、ロックとバイオリンを融合させた新しい音楽を創って活躍しています!
勿論、クラシックもいいですが、このような発展した音楽も世の中には必要だと思うので、今後も葉加瀬太郎さんが創る音楽に注目です!