現在、日本のボクシング界で最も注目されてる選手の一人が井上尚弥選手です。
井上尚弥選手は、プロ以前のアマチュア時代からその名が知られていて、高校生の時には圧倒的な強さで高校初の7冠を達成しています。
また、プロになるとさらにその強さに磨きがかかり、プロ入り6戦目で世界王座を獲得すると、その後プロ16戦目で国内最速記録となる3階級制覇を達成しました。
そして、2022年6月に強敵のノニト・ドネア選手に勝利し三団体統一を果たし、12月にはWBOのポール・バトラー選手を倒して、日本人初の4団体統一も果たしています。
さらに、2023年にはスーパーバンタム級に階級を上げ7月にスティーブン・フルトン、12月にマーロン・タパレスに勝利し史上2人目となる二階級での4団体統一を果たしました。
そんな井上尚弥選手のファイマネーや年収はどれくらいなのでしょう?
また、結婚した嫁や子供の名前と凄すぎるパンチ力とはどんなものなのでしょうか?
ちょっと気になったので調べてみました。
目次
井上尚弥ってどんな人?
プロフィール
生年月日 1993年4月10日
出身地 神奈川県座間市
身長 165cm
学歴 相模原青陵高校卒
所属 大橋ジム
階級 スーパーバンタム級(~55.34kg)
戦績
アマチュア 81戦 75勝 (48KO/RSC) 6敗
プロ 26戦26勝(23KO) 無敗
略歴
1999年 6歳から父親の指導でボクシングを始める
2005年 小学校6年生で初試合をして、中学2年生相手にRSC勝ちする
2008年 中学3年生の時に第1回全国U-15大会で優秀選手賞を受賞
2009年 高校1年でインターハイ・国体・選抜の三冠を達成
2011年 インドネシア大統領杯で初の国際大会金メダルを獲得
2012年 大橋ボクシングジムに入門し、10代では初のA級でのプロデビューをKOで勝利する
2013年 国内最短タイ記録となる4戦目での日本王座を獲得
2013年 デビューされ5戦目でOPBF東洋太平洋ライトフライ級王座獲得
2014年 4月プロ6戦目でWBC世界ライトフライ級王座獲得
2014年 9月、TKO勝ちを収め初防衛に成功し、ライトフライ級を返上
2014年 12月、WBO世界スーパーフライ級王座を獲得しプロ8戦目で2階級制覇達成
2015年 12月、TKO勝ちで初防衛に成功
2016年 5月に判定勝ちで2度目、9月にKO勝ちで3度目、12月に4度目の防衛に成功
2017年 5月に5度目、9月に6度目、12月に7度目の防衛に成功
2018年 5月WBA世界バンタム級王座獲得 3階級制覇達成
2018年 10月WBA世界バンタム級王座初防衛
2019年 5月WBA防衛2 IBF・リングマガジン王座獲得
2019年 11月WBSSバンタム級優勝 WBA防衛3・IBF防衛1
2020年 10月 WBAスーパー防衛4・IBF防衛2
2021年 6月 WBAスーパー防衛5・IBF防衛3
2021年 12月 WBAスーパー防衛6・IBF防衛4
2022年 6月 WBAスーパー・WBC・IBF世界バンタム級王座統一戦WBA防衛7・WBC獲得・IBF防衛5
2022年 12月 WBA・WBC・IBF・WBO世界バンタム級王座統一戦WBA防衛8・WBC防衛1・IBF防衛6・WBO獲得
2023年 7月 WBC・WBO世界スーパーバンタム級タイトルマッチ
2023年 12月 WBA・WBC・IBF・WBO世界スーパーバンタム級王座統一戦WBC防衛1・WBO防衛1WBA・IBF・リングマガジン王座獲得
井上尚弥のファイトマネーや年収はどれくらい?
現在、世界チャンピオンである井上尚弥選手のファイトマネーや年収はどれくらいなのでしょう?
色々調べると、現在日本の軽量級での世界戦のファイトマネーは2000万円~3000万円の間と言われています。
これは、階級が上がるとそれに応じて価格も上がって行くようです。
ちなみに、井上尚弥選手よりも階級の重い、ライト級だったガッツ石松さんの防衛戦のファイトマネーは、6000万円だったと言うエピソードがあります。
また、試合のファイトマネーだけで無く、TV放映された場合の視聴率などでも価格が変動されると言われています。
これらの要素を合わせた合計が、だいたい2000万円~3000万円の間と言う事です。
なので、これまで井上尚弥選手は21回の世界戦を行っているので、ファイトマネーが3000万円と考えると、単純計算で6億3000万円は手にしている事になります。
ただ、「ワールド・ボクシング・スーパーシリーズ(WBSS)」の優勝賞金は1億円+勝利ボーナスと言われていますし、ドネアとの2戦目では2億円以上でバトラーとの4団体統一戦は最低保証額が3億円となり、フルトン戦では5億円になったそうです。
なので、4団体統一を果たしたタパレス戦を入れると、恐らくこれまでに手にしたファイトマネーの総額は軽く20億円は超えてるのではないでしょうか。
ただ、ボクシングのファイトマネーはジムに33%のマネージメント料を支払う義務があるので、実際ボクサーが手にする額はもうすこし少ないかも知れません。
井上尚弥はこれから海外で100億円以上稼ぐ!?
そして、井上尚弥選手がこれからアメリカをメインに進出して、向こうでも有名になると恐らく今とは比べ物にならないくらいのファイトマネーを手にする事になります。
実際、WBSSの優勝賞金は1億円+勝利ボーナスでしたが、WBSS代表のカレ・ザワーランド氏は、以下のように話していました。
「この試合の勝者には8桁(約10億円)の価値がある」
そして、井上尚弥選手はWBSS優勝後に米興行大手の「トップランク社」との契約を電撃発表し、今後はアメリカで試合を行う事になっています。
アメリカは現在、ペイ・パー・ビュー(有料チャンネル)が主流となっていて、選手は従来のファイトマネー以外に有料チャンネルでの収入も手にする事ができます。
このペイ・パー・ビューで今までに一番稼いだボクシング選手が、5階級制覇して無敗で引退したフロイド・メイウェザーJrです。
フロイド・メイウェザーJrは、2015年のマニー・パッキャオ戦で約300億円も稼いだと言われています。
なので、井上尚弥選手もこれからアメリカですごい試合をするようになると、どんどん人気が出て、ペイ・パー・ビューでとんでも無い金額のファイトマネーを手にするようになるかも知れません。
恐らく、このまま無敗で階級を上げて行って5階級を制覇するようになると、1試合10億円以上のファイトマネーは手にするのではないでしょうか。
今後の井上尚弥選手の試合は、勝利だけでなくどれくらいのファイトマネーを稼いだかも注目の的となりそうです!
井上尚弥の嫁と子供の名前は?
井上尚弥選手は、2015年12月1日に高校の同級生だった「咲弥(さや)さん」と7年間の交際を経て結婚しています。
咲弥さんと井上尚弥選手は、高校の入学直後に知人を介して知り合い交際に至ったようです。
しかも、お互いの実家は歩いて10分程の距離で、交際当時から家族ぐるみでの付き合いだったと言う事です。
また、高校を卒業した19歳の頃から咲弥さんは井上尚弥選手の実家で同居していて、2015年3月からは横浜で同棲生活を送っていました。
そして、2階級制覇をしてからの初防衛戦を前に、けじめをつける形で2015年12月1日に結婚しています。
また、結婚当時は妊娠などはしていなかったようなので、2017年10月5日に待望の長男「明波(あきは)」ちゃんが誕生しています。
また、体重が2915グラムと発表されてましたので、日本人の平均的な赤ちゃんと言う事になります。
そして、過去に子供は「3人は欲しい」と言っていた事から、これからさらにどんどん兄弟も増えるかも知れませんね (^^)
さらに、男の子と言う事なので、将来的にボクサーになる確率も高いだけに、井上尚弥選手のDNAが受け継がれた子供が一体どんなボクサーになるのか見てみたい気もします。
井上尚弥の凄すぎるパンチ力とは?
井上尚弥選手の強さの秘密は、何と言っても圧倒的なパンチ力だと言えるのではないでしょうか。
そのパンチの強さは軽量級にも関わらず、ほとんどの試合でKO勝ちを収めてる事を見ても十分分かると思います。
そして、井上尚弥選手のパンチ力の凄さが分かるエピソードして有名なのが、2階級制覇した時の対戦相手である、オマール・ナルバエス戦のエピソードです。
オマール・ナルバエス選手は、井上尚弥選手と対戦するまでは一度もダウンした事が無く、フライ級世界王座を16連続防衛し、スーパーフライ級王座も11連続防衛中と言う選手でした。
そして、過去に負けたのは階級を上げたバンタム級の判定負けのみで、スーパーフライ級以下では14年間無敗を誇っていて、プロ・アマ通じて20年以上150戦を超えるキャリアを持ち、経験と言う面から見ても完全に井上尚弥選手よりも格上の選手です。
そんな最強のチャンピオンであるオマール・ナルバエス選手を、井上尚弥選手はたった2ラウンドでKOしてしまいました。
しかも、生涯1度もダウンした事の無かった相手を、1ラウンド目から2度もダウンを奪うなど、ほとんど一方的な試合展開で勝利しています。
こう見ると、たまたまオマール・ナルバエス選手の調子が悪かったのでは?と思うかも知れませんが、後のインタビューで自身のコンディションと井上尚弥選手のパンチ力について、こう語っています。
「私のコンディションは良かったし、調整もきちんとしていたが、1ラウンドの一発目から効いてしまい、パンチ力に驚いた。本当に超ストロングなパンチだった。もっと上の階級のパンチ力だったし、パンチが速過ぎて見えなかった。気力ではなく体が限界だった。」
このように、歴戦のチャンピオンが経験した事の無いくらいのパンチ力だった事が分かります。
おまけに、プロ中のプロに「速すぎて見えない」とまで言わせる程のスピードも加われば、KOされないのが不思議なくらいのレベルだと思います。
そして、さらにユニークなエピソードが、この試合でナルバエス陣営が井上尚弥選手のパンチ力があまりにも強すぎるので、「拳に鉛かなにか仕込んでるのでは無いか?」と試合後にクレームをつけて来たそうです。
そこで、それを聞いた井上尚弥選手はすぐその場でグローブを外して見せて潔白を証明すると、ナルバエス陣営は苦笑いして「グレートなニューチャンプだ!」と納得して一言返したと言う事です。
世界最高峰の対戦相手に鉛を仕込んでると思わせる程のパンチ力って、一体どんなパンチ力なんだ???と思いますね・・・・。
ただ、パンチ力があり過ぎるのもそれはそれでデメリットもあります。
井上尚弥選手は、この試合で自身の右拳を痛めてしまいその後手術までしています。
あまりにもパンチ力があり過ぎると、相手だけで無く自分の拳もダメージを受けるので、ある意味長所ばかりでは無いのだと分かります。
今後、井上尚弥選手の敵は対戦相手だけでは無く、その強すぎるパンチ力ゆえに拳のケガとの戦いも加わってくるのではないでしょうか。
そして、そんな井上尚弥選手が、アマチュア時代からどうような経緯で現在の地位まで上り詰めたのかが綴られた自伝的な著書「真っすぐに生きる。」があります。
この本は、井上尚弥選手を幼い頃から指導した父親の視点も加えられている為、より詳しくどのような考えでトレーニングをして来たかなど、興味深い内容が書かれています。
もし、井上尚弥選手の強さの秘密が知りたい方は読んでおいて損は無い一冊です!
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終わりに
井上尚弥選手は高校生の時から破格の強さでここまで来ています。
これからさらにどこまで伸びていくのか非常に楽しみですし、その反面井上尚弥選手を倒す選手は一体どんな選手なのかも気になりますね・・・。
また、プロになった時から「強い相手としか戦わない」と言っているだけに、このままの勢いでどんどん強い相手を撃破して、パッキャオ選手のような伝説を作って欲しいなと願います!
今後も井上尚弥選手の活躍から目が離せません!